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優しい味の「リンゴのタルト」

April 23, 2017

 

 

詩穂音で密かに人気の、リンゴのタルト。私も大好きなリンゴのタルト。
茨城県日立市川尻町にひっそりと佇む喫茶店「詩穂音」のオーナー、コミネユウコです。
今日はこのリンゴのタルトにまつわるお話について綴ります。

詩穂音のリンゴのタルトは青森県三戸郡南部町で採れたリンゴを使って作っています。リンゴは茨城県でも採れるのに、なぜ、青森県三戸郡南部町のリンゴを使っているのかと言うと、青森三戸郡南部町は母の生まれ故郷であり、毎年叔母がたくさん送ってくれるから…

青森の母の実家には、小さい頃、毎年夏休みに家族で遊びに行った。優しい祖父と訛りがきつくて何を言っているのかわからない祖母。ちょっと怖い叔母が待っていた。

母の実家は床屋で、店内の水槽に大きな金魚を飼っていて、その金魚に隠れて餌をあげるのと本棚の漫画を読むのが、私の楽しみだった。

帰るときには、決まって「また来年遊びにおいでね」と言う叔母。車のトランクにはラフランスや、りんごジュースが大量に積まれる。甘い匂いとともに私の夏休みは終わる。

高校を卒業するまでは毎年欠かさず訪れていた。家を出て、結婚してすっかり、祖父母の家には行かなくなってしまった。最後に訪れたのは数年前、法事の時だろうか?

遊びに行かなくても、叔母は毎年たくさんのリンゴを送ってくれる。あまりにも沢山送ってくれるので、食べても食べてもなくならない。

ある時母が「リンゴダメにしちゃうからお菓子に使って」と言ってきた。お菓子に使うのは、酸味が強い紅玉を好んで使ってきたが、ダメにするくらいならと言う思いで、使ってみたら酸味はないけど、食べやすくて美味しかった。むしろ食べやすいと小さい子にも好評だった。何回か試作をかさね、今の形態に…今、一番良い状態。

今月に入って、いつもリンゴを送ってくれる叔母が、軽い脳梗塞で入院してしまった。心配だが、元気そうなのでとりあえず一安心。退院したらお祝いにリンゴのタルトを送ってあげよう。そんな事を考えながら仕込みした。久しぶりに遊びに行きたいな

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

詩穂音

茨城県日立市川尻町5-5-8

0294-43-7855

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